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メキシコ原産の花々

 メキシコは、生物多様性の宝庫です。植物は特に豊かで、メキシコ原産の植物がたくさんあります。メキシコ原産の花々を紹介します。

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① アラチェ (アオイ) Anoda cristata

 アラチェは、トウモロコシ畑「ミルパ」や草むらに生える植物です。一本の花茎に花を一輪咲かせます。この花は、先スペイン時代から、スープの具としておいしく食べられてきました。

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② ダリア Dahlia pinnata

 ダリアは、1963年5月13日にメキシコの国花と定められました。先スペイン時代からメキシコに自生していた植物であり、ダリア属のすべての品種はメキシコ原産です。テスココ王国のネサウアルコジョトルやアステカ帝国のモクテスマは、ダリアを好んで庭に植えていました。

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③ ノチェブエナ (ポインセチア) Euphorbia pulcherrima

 ポインセチアの赤い花は、本当は花ではなく、ほう葉と呼ばれる葉の一種です。本当の花は、ほう葉の真ん中の黄色い部分です。

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④ アマラント (アマランサス) Amarantus cruentus

 マヤやアステカの人々は、アマランサスの種子を貨幣として使用したり、物々交換で交換していました。今日では、棒状の菓子に加工したり、トッピング食材として利用されています。この種子は、花が自然に落ちる時期のみ取り出すことが可能です。

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⑤ センパスチル (センジュギク) Tagetes erecta

 センパスチルは、メキシコ原産の花の中で一番有名な花かもしれません。センパスチルは、メキシコ伝統の死者の日に飾られる花です。また、グリーントマトを害虫から守る殺虫剤、腹痛の薬、虫下し、着色料などの目的でも使用されています。

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⑥ サルビア (サルビア・メヒカーナ) Salvia mexicana

 サルビアの花は、とても鮮やかな青色をした筒状の花をつけます。種子はチアシードとして飲み物に入れ、花は養蜂に利用されます。

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⑦ ノパリージョ (ウチワサボテン) Nopalea karwinskiana

 サボテン科のウチワサボテンにはさまざまな品種がありますが、すべての品種に花があるわけではありません。そのため、ノパリージョの花には希少価値があります。トゲのある茎ひとつに対し、美しい花が一輪だけ咲きます。

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⑧ アルニカ (メキシコアルニカ) Heterotheca inuloides

 アルニカには、メキシコ原産の品種の他に、アジアやヨーロッパ原産の品種もあります。花びらの色や形で、原産地を識別することができます。強力な消炎作用があります。

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⑨ ジャスミン Philadolphis mexicana

 世界中に様々な品種があり、装飾にもちいられることが多いジャスミンですが、メキシコ原産のジャスミンほど美しい花はありません。

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⑩ プラタニージョ (ヘリコニア) Heliconia bihai L.

 プラタニージョという名前は、葉がプラタノ(バナナ)の葉に似ていることに由来しています。樹高は4mに達し、「竜の舌」とも呼ばれています。胃痛に効く薬用植物です。

(ビア・メヒコ)

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