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雇用労働調査2016年第3四半期:不安定雇用の増加

2016年第3四半期のメキシコにおける不安定雇用の就業者は、2990万人となり、前年同期より1.8%増加した。

Forbes Mexico 2016/11/16

 メキシコ地理統計局(INEGI)が発表した雇用労働調査(ENOE)2016年第3四半期によると、不安定雇用による就業者は2990万人で、前年同期より1.8%増加した。

 不安定雇用による就業者のうち、非正規部門で働く人は1410万人(前年同期比1.6%増、就業人口全体の27.1%)、企業・政府・諸団体で働く人は730万人、農業に従事する人は620万人、有給の家事労働に従事する人は230万人だった。

 不安定雇用とは、非正規部門で働く場合、正規部門で働いているが、社会保障を受けていない場合、家族経営の農家の場合を言う。

 今期の経済活動人口は、15歳以上人口の60.2%にあたる、5420万人だった。就業人口は5200万人で、前年同期より130万人増加した。産業別では、第一次産業が13.2%、第二次産業・工業が25.2%、サービス業が61.1%だった。

 今期の不完全雇用による就業者は、就業人口全体の7.8%にあたる400万人で、前年同期の8.5%より減少した。また、季節調整値では、同年前期より0.2%減少した。

 今期の失業者数は220万人、失業率は4.0%となり、前年同期の4.6%より減少した。失業率(季節調整値)は、同年前期の3.9%より減少し、3.8%となった。

 人口に占める経済活動人口の割合が高い州は、キンタナロー州、コリーマ州、バハ・カリフォルニア・スル州だった。失業率が高い州は、タバスコ州、メキシコ州、ソノーラ州だった。

 また、メキシコ州とメキシコ市は、人口が多いために労働市場も大きく、就業人口はメキシコ州で710万人、メキシコ市で420万人だった。メキシコ州・メキシコ市の就業人口合計は、国内の就業人口全体の21.7%を占めた。

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