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メキシコ首都圏の自動車通行規制が改定される

経過年数9~15年の自動車は月に6日、16年以上は月に8日、運転できなくなる。

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Regeneracion 2014/06/19 (Notimex, La Jornada)

 メキシコ市とメキシコ州の政府は、メキシコ首都圏(メキシコ市とメキシコ州)の自動車通行規制プログラム「オイ・ノ・シルクラ(今日は乗らない)」が改定されることを発表した。当局は、この改定により、7月1日以降規制対象となる自動車は、現在の1日あたり27万2000台から56万台へと増加し、大気汚染が年間11%減少すると予想している。

 この通行規制の改定により、新車登録後9~15年が経過した自動車について、土曜日は月2回、平日は週1回、運転することができなくなる。一方、16年以上経過している自動車については、毎週土曜日と平日に週1回、運転することができなくなる。

 ハイブリッド車と電気自動車を対象とする新しい分類については規制対象外となる。「オイ・ノ・シルクラ」プログラムはメキシコ首都圏が対象地域となり、今回の改定により、1日あたりの規制対象車は56万台になる。

 改定後の内容は以下の通り。

(1) 分類「E」(免除):今回新設された分類「E」は、ハイブリッド車と電気自動車が対象で、通行規制は適用されない。

(2) 分類「00」:経過年数0~2年(かつ納品1年以内に検査登録を受けている)の自動車が対象となり、「E」同様、通行規制は適用されない。

(3) 分類「0」:経過年数0~8年(かつ排出ガスの基準をクリアしている)の自動車が対象となり、通行規制は適用されない。

(4) 分類「1」:経過年数9年以上(かつ諸基準をクリアしている)の自動車が対象となる。通行規制が適用され、平日週1回のほかに、月2回土曜日の運転もできなくなる。ナンバー下1桁が奇数の自動車は第1、第3土曜日、偶数の場合は第2、第4土曜日に運転することができない。

(5) 分類「2」:経過年数16年以上(または15年以下で排出ガス基準をクリアしていない)の自動車が対象となる。平日週1回と毎週土曜日、運転することができない。

(6) 分類「域外」:メキシコ首都圏以外のナンバーで、規定の検査登録を受けていないすべての自動車が対象となる。平日週1回、毎週土曜日、月曜から金曜日の朝5時から11時までの運転ができなくなる。

「乗らない」日の交通手段

 メキシコ市環境局は、自動車通行規制の対象日の代替交通手段について、以下の通り予想している。

・公共交通機関を利用 63%
・タクシーを利用 8.3%
・相乗りする 3.9%
・車を買い替える 4.5%
・外出しない 13.8%

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