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麻薬王エル・チャポの生涯がドラマ化

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写真:ユニビジョンのウェブサイトによると、闇の世界のルールを変えた男「エル・チャポ」のドラマは、4月23日(日)に放送される。

La Jornada 2017/03/28 (Reuters)

 米国のスペイン語テレビ・ネットワーク、ユニビジョンは、ホアキン・グスマン「エル・チャポ」の半生をドラマ化し、4月から放送を開始することを発表した。麻薬組織シナロア・カルテルのリーダーだったエル・チャポは、世界で最も重要な指名手配犯であったが、現在は米国で拘留されている。

 このドラマは、シーズン1~3までの予定で、第1回は、4月23日に放送される。ストーリーは、エル・チャポがグアダラハラ・カルテルで、麻薬密売人として働き始めたところから始まり、シナロア・カルテルのリーダーにのし上がり、その後逮捕されるまでの半生が描かれている。

 ユニビジョンのウェブサイトには、「闇の世界のルールを変えた男エル・チャポ。その知られざる半生が明らかになる。4月23日(日)放送開始」とある。

 ドラマは、ユニビジョンとネットフリックスの共同制作で、俳優のマルコ・デラオがエル・チャポを演じる。

 ホアキン・グスマン「エル・チャポ」(59歳)は、長年にわたって当局の追跡を逃れていたが、2014年に逮捕された。しかし、2015年7月、刑務所の浴室から1500メートルに及ぶトンネルを掘って脱獄し、騒動となった。

 エル・チャポは、2016年に再び捕らえられ、2017年1月、メキシコから米国に身柄の引き渡しが行われた。米国当局によると、エル・チャポのシナロア・カルテルは、数百トンのコカイン、ヘロイン、マリファナ、覚せい剤を米国に持ち込み、他の麻薬組織との抗争によって、何千人もの死者を出した。エル・チャポは、米国で起訴されている罪状について、無罪を主張している。

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