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原料はサボテン!エコな皮革素材にミラノも注目

メキシコのハリスコ州とアグアスカリエンテス州で、新しい人工皮革が作られました。開発期間は2年。ファッション、家具、皮革、自動車などの産業に利用可能な品質で、かつ環境と動物に優しい素材として注目されています。

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 メキシコ人実業家のアドリアン・ロペス・ベラルデ氏とマルテ・ササレス氏は、ウチワサボテンを原料とする人工皮革を開発しました。このサボテン製の革は、イタリアのミラノで開催されたリネアペッレ国際皮革見本市2019で、大きな注目を集めました。

 この素材には、有害物質、フタル酸エステル、ポリ塩化ビニルは使用されていません。動物を殺すこともなく、持続可能で、一部は生物分解されて土にかえります。

 強度と耐久性(約10年)に優れていて、ファッション、皮革、家具、自動車などの各産業が必要とするスペックも満たしているため、従来の皮革(動物使用の天然皮革や環境にやさしくない合成皮革)の代用として使用することができます。

 気候変動や環境汚染を食い止めることは、世界中で緊急の課題となっています。そのため、各分野の実業家や経営者が、持続可能で環境にやさしい素材を探し求めています。

エコポルタルネット
2019年11月

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