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ロバ泥棒、あわや命と引き換えに

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写真:メキシコ州クアウトラシンゴで、ロバを盗もうとし、住民たちに棒で殴られた、泥棒の容疑者たち。ロバが、ロバ泥棒をあざ笑うかに見える (David Deolarte)

ヘラルド・カンポス
El Sol de Mexico 2012/11/26 (Informex)

 クアウトラシンゴでロバを盗もうとした4人の男たちが、殴られ、リンチにかけられるところだった。メキシコ州警察は、家畜泥棒の容疑者たちを救い出し、検察庁の処分に任せることになった。家畜泥棒は、メキシコ州で増加している。

 警察の発表によると、事件は、オトゥンバのクアウトラシンゴ近郊で起こった。逮捕者されたエリアス、ヘルマン、アブンディオ、フアンの4人は、ある農家の家畜を盗もうとした。家畜の持ち主がそれに気づき、警報を鳴らしたため、すぐに150人近い近所の住民たちが集まり、警察よりも素早く効率的に動き、4人を捕まえることに成功した。住民たちは、4人を殴り、地元の広場の野外音楽堂に縛り付け、懲らしめようとしていた。

 広場にかけつけたメキシコ州警察と住民が数時間話し合った結果、警察の付き添いのもとに、住民自身が4人を検察当局へ連れていくことで合意した。というのは、住民たちは警察を信用せず、警察が泥棒を検察に引き渡さずに逃がしてしまうかもしれないと考えたからだ。

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