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メキシコ人家族、子供をサンタ・ムエルテへの生贄に

サンタ・ムエルテに生贄の血を捧げる

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写真:殺人容疑で逮捕された家族 (Univision)

Univision 2012/03/30

 ホラー映画の一場面のような事件が起きた。公式筋の情報によれば、メキシコの家族8人が、生贄の儀式で殺人を犯した容疑で、ソノーラ州ナコサリ市で逮捕された。

 ソノーラ州地方検察庁のホセ・ラリナガ氏は、7歳の子供が行方不明になっていることから、先週火曜日に、この家族を逮捕したと述べた。この家族は、行方不明の子供について尋問されたが、供述に矛盾点があり、最終的に、生贄の儀式の一部として、この子供を殺害していたことを自白した。

 この家族は、サンタ・ムエルテ信仰の儀式を行い、生贄として血を捧げるために、子供を殺害した。また、この供述後、警察官が1年以上前に行方不明となった別の子供について尋問したところ、その子供についても殺害を認めた。

 ナコサリ市警のブレンダ・ゴンサーレス氏は、Univisionの取材に対し、以下のように答えた。「逮捕者の中には、この家族の母親もいました。逮捕者は、母親で家長のシルビア・メラス・モレーノ44歳、その配偶者エドゥアルド・サンチェス37歳、フランシスカ・マグダレーナ・バロン・メラス通称「ネナ」21歳、ヘオルヒーナ・グアダルーぺ・バロン・メラス通称「クッキー」20歳とその夫マルティン・バロン・ロペス48歳、ラモン・オマール・パラシオス・メラス28歳とその交際相手ソイラ・サンタクルス・イ・ジャハイラ15歳です」

犠牲者に子供二人

 家族は、犠牲になったこの二人の子供のほかに、55歳の女性一人も殺害した。

 警察は、この家族の不気味な供述に従って、犠牲者を埋葬した場所を捜索し、死体を発見した。警察は今後、この家族に殺害された犠牲者が、ほかにもいるか、捜査する。

 サンタ・ムエルテ(またはニーニャ・ブランカ)は、年々支持者を増やしているメキシコの宗教で、信者やその信仰について、報道される機会も増えている。

 この信仰は、犯罪者や麻薬組織に信者が多く、カトリック教会との間に摩擦が起きている。

 ナカサリ市警はUnivisionの取材に対し、この家族は、あるセクタに属しており、余罪について調査が行われていると述べた。また、供述によると、この家族は、クロティルデという名の少女の後頭部を、斧で殴打して殺害し、その後、腹部を短刀で刺して、血を取り出し、サンタ・ムエルテへの生贄として捧げた。

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