ホーム > 文化・芸術 > メキシコのジョーク　「アダムとイブ」

Ilustracion: TARINGA!

EL UNIVERSAL DE10.mx

ドイツ人とフランス人とイギリス人とメキシコ人が、楽園のアダムとイブの絵を見ている。

ドイツ人が言った。

「すばらしい肉体だ。イブはすらりとして背が高く、アダムは筋骨隆々としている。二人はドイツ人に違いない」

すると、フランス人がすぐに反論した。

「それは違う。この二人からは、はっきりとエロチシズムが感じられる。イブは非常に女性的だし、アダムは極めて男性的だ。二人は間もなく恋に落ちるところだ。だから二人はフランス人だろう」

すると、イギリス人が首を横にふり、異を唱えた。

「わかってない。この物静かな表情、洗練された物腰、控えめな様子。これはどうしたって、イギリス人ですよ」

そのとき、絵をじっと見つめていたメキシコ人が叫んだ。

「違う！　よく見ろよ。この二人は服もない、靴もない、家もない。食べ物だって、リンゴ1個だけだ。なのに抗議もしないし、楽園にいると信じている。二人はメキシコ人に決まってるよ！」