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メキシコ連邦警察が米大使館の車を襲撃

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写真:米大使館職員とメキシコ海軍の兵士が乗る車を攻撃したのは、犯罪捜査中の警察官だった (Reuters)

Radio Formula 2012/08/24

 メキシコ連邦警察の警察官数名が、24日朝、メキシコ市にある米国大使館の職員らを銃撃した。その後、警察官らは、現場付近にて犯罪捜査の任務にあたっていたことが明らかになった。

 メキシコ公安省とメキシコ海軍が発表した共同声明によって明らかになったところでは、米国大使館の職員たちは、メキシコ海軍の兵士1名と共に、メキシコ州サラトラコ市のセロ・デ・カプリンにある、メキシコ海軍施設を訪問するところであった。

 米国大使館職員たちの乗った車は、高速道路メキシコ市=クエルナバカ線から4キロメートルの地点の、舗装されていない道路で、武器を手にした数名が乗った車に追いつかれた。そのため、大使館員らを乗せた車の運転手は、襲撃を回避する行動をとった。

 声明によると、その後、追跡するメキシコ連邦警察の車に、他の3台が加わった。

 銃撃が終わった後、米国大使館の車に乗っていたメキシコ海軍兵士が事件を報告し、メキシコ海軍の職員が現場に到着した。

 事件に関わったメキシコ連邦警察の警察官らは、事件の解明と、今回の事件における責任の所在を明らかにするため、連邦検察庁に出頭している。

 米大使館員2人は、連邦警察によって病院に搬送されたが、現在までのところ、命に関わる怪我はないと報告されている。一方、同乗していたメキシコ海軍兵士は、軽い打撲傷を負った。

 事実の解明と、負傷者が必要とする支援のための常設連絡機関が、在メキシコ米国大使館との間に開設された。

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