- クリームとミルク、メキシコの場合。
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メキシコ料理を作るとき、材料の中によくわからないクリームやミルクの指定があって、困ることがありませんか?
日本のスーパーでは普通の牛乳、低脂肪牛乳、ホイップ用の生クリームなどが一般的ですが、メキシコの場合はもっとたくさんの種類があり、料理にも多用されています。
メキシコのクリームとミルクを、思いつく限り紹介します。
【クリーム】
クレマ/Crema
トスターダスやタコス・ドラードスにかける、固めのテクスチャーのクリームで、脂肪分は25%前後。サワークリームではないため、酸味はない。
クレマ・リヘラ/Crema ligera
乳脂肪分10-18%前後のとろみの少ない液状のクリーム。コーヒー用。
メディア・クレマ/Media crema
乳脂肪分18-24%前後のとろみの少ない液状のクリーム。主にコーヒー用。
クレマ・パラ・バティール/Crema para batir
またはナタ・パラ・モンタール/Nata para montar
乳脂肪分25%前後の生クリーム。お菓子作り、ホイップ用。
クレマ・エクストラ・グラサ/Crema extra grasa
乳脂肪分35%以上の生クリーム。固めのテクスチャーで、ホイップクリームやバタークリーム作りに向いている。
クレマ・プレミアム/Crema premium
乳脂肪分30-34.9%のクリーム。ケーキやアイス作りに用いる。
【ミルク】
レチェ・エンテーラ/Leche entera
脂肪分を減らす処理をしていない牛乳。脂肪分3~3.5%の成分無調整牛乳。
レチェ・コンデンサーダ/Leche condensada
加糖練乳。牛乳に熱を加えて水分を抜き、砂糖を加えたもの。
レチェ・エバポラーダ/Leche evaporada
エバミルク。無糖練乳。「乳脂肪分7%以上・乳固形分25%以上・細菌数ゼロ」のもの。加糖練乳ほどの粘度はなく、コーヒー用としても用いることができる。
レチェ・パステウリサーダ/Leche pasteurizada
低温殺菌された牛乳のこと。
【その他】
ナタ/Nata
牛乳を加熱したときに上に張る膜。その膜を根気よくたくさん集めて、パンやケーキに使います。パン・デ・ナタ、ゴルディータス・デ・ナタなど。メキシコでは、手作りのナタを店で売っていることもあります。面倒な場合は、牛乳とバター、またはメディア・クレマとバターで、ナタを作ることもできます。