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メキシコ原産のフルーツ

スペインによるメキシコ征服後、多くのメキシコ原産の食物が世界へ広まりました。その一部を紹介します。

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写真:サポテ (chamo studio)

カルロス・ロメロ・ヒオルダーノ
Mexico Desconocido

テオコミトゥル (ビスナガ)

 ナワトル語でテオコミトゥル、スペイン語ではビスナガと呼ばれるサボテン科の果実です。メキシコにあるのは26品種で、そのうちの2品種だけが、砂糖漬けを作るために使用されます。

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クアウツァポトゥル (チェリモヤ)

 ナワトル語でクアウツァポトゥルは、スペイン語ではチェリモヤと呼ばれ、「木のサポテ」を意味しています。

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ツィコツァポトゥル (チコサポテ)

 ナワトル語でツィコツァポトゥルは、メキシコのいくつかの州では、チコサポテのことを指しています。木の幹は非常に硬く、耕作用の農具を製造するために利用されます。また、この木から採れる最も有名なものは樹脂で、ガムの原料として利用されています。(和名:サポジラ)

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ナンツィンクアウィトゥル (ナンチェ)

 ナワトル語のナンツィンクアウィトゥルは、「私たちの敬愛する母の木」を意味しています。スペイン語ではナンチェといいます。この木は、古代マヤの世界では、とりわけ神聖な木でした。果実からは、様々な蒸留酒が製造されます。(和名:ナンス)

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テソンツァポトゥル(マメイ)

 ナワトル語でテソンツァポトゥル、スペイン語ではマメイと呼ばれています。テソンツァポトゥルは「溶岩のサポテ」を意味しており、外皮の色と手触りを表しています。(和名:チコマメイ)

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トトクィトゥラザポトゥル、またはトゥリルサポトゥル (鳥のフンのサポテ、黒サポテ)

 ナワトル語のトトクィトゥラザポトゥル、またはトゥリルサポトゥルは、鳥のフンのサポテ、または黒サポテを意味する名前で、広く知られた果物です。(和名:クロサポテ)

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アツァポトゥル (サポテ・ボラッチョ、黄サポテ)

 ナワトル語のアツァポトゥル(水のサポテの意味)は、スペイン語ではサポテ・ボラッチョ(酔っ払いのサポテの意味)または黄サポテとも呼ばれます。(和名:カニステル)

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コチツァポトゥル、またはイスタクサポトゥル (眠りサポテ、白サポテ)

 ナワトル語のコチツァポトゥル、またはイスタクサポトゥルは、眠りサポテ、または白サポテを意味しています。この果物は、緊張を鎮め、催眠作用があり、「夜の星を下ろす」と言われていました。(和名:シロサポテ)

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ヒカマトゥル (ヒカマ)

 ナワトル語でヒカマトゥル(水っぽい根の意味)、スペイン語ではヒカマと呼ばれる植物は、9種類あり、ヒルガオ科、マメ科、トウダイグサ科に分類されています。食用になるのはヒルガオ科とマメ科のものです。(和名:ヒカマ)

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クアウヒニクィレ、またはショネクィレ (ヒニクイル)

 クアウヒニクィレ、またはショネクィレ(ねじれた足の意味)は、スペイン語ではヒニクイルと呼ばれています。名前の由来は、長さ15-20cmの鞘の形状(ねじれた足のような形をしている)です。種子は綿のような果肉に包まれ、甘みがあります。(和名:インガー)

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