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スペインのマラガ市、ストライキでごみが山積み

スペイン南部の都市マラガは、ごみの山の中でクリスマスを迎えている。清掃会社リマサ社のストライキ5日目となる火曜日、クリスマス・ショッピングと生ごみと耐えがたい悪臭が、このクリスマス・イブの主役となった。

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写真:清掃会社のリマサ社の労働者によるストライキ5日目に入ったマラガ市(Archivo)

teleSUR 2013/12/24

 スペイン南部のマラガ市では、この火曜日、清掃会社のストライキが5日目に入った。このストライキにより、クリスマス・シーズン真っただ中のマラガ市の道路は、大量のごみであふれかえっている。

 清掃会社のリマサ社の労働者のストライキによって、約1500トンのごみが、マラガ市内に放置されていると見られている。

 市中心部の65%、中心部以外の地区の40%において、最低限のごみ回収サービスは行われてはいるが、ごみは増え続けている。

 マラガのフランシスコ・デラトーレ市長は、この状況について、特に急を要する地域のごみを回収するために、緊急措置として、他の清掃会社と契約すると述べた。また、多くの地区で「安全面、衛生面での深刻な問題が発生している」とも述べた。

 また、デラトーレ市長は、このストライキについて、政治的な目的のほかには、目的が見当たらないとコメントしている。

 これに対し、リマサ社の職場代表委員会のマヌエル・ベルモンテ代表は、スペインのEFE通信に、「挑発しようとしている。というのは、リマサ社には、労使間の問題が実際に存在しており、これは政治的な問題ではないからだ」と回答した。

 清掃労働者は、労働条件の改善を要求している。一方、市当局は、リマサ社への補助金を600万ユーロ近く削減しようとしており、リマサ社の労働者がしわ寄せを受けないための提案もしていない。

 今年11月には、首都マドリッドの労働者が、13日間のストライキを行った。40%以上の給与引き下げなどに抗議するものだった。

 スペイン経済は、2008年下半期に長い不況に入り、現在でも、回復の兆しはわずかである。

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