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あだ名ペペ、パコ、パンチョの謎

 ペペやパコ、パンチョという呼び方は、ホセやフランシスコという名前のあだ名です。

 ホセのあだ名ペペは、イエスの養父ホセ(ナザレの聖ヨセフ)から来ています。ラテン語では、ホセのことをイエスのPater Putativus(推定上の父)と呼び、通常、頭文字をとってP.P(ペペと発音)と略すことから、ホセをペぺと呼ぶようになりました。

 フランシスコのあだ名パコも同様に、略称の頭文字に由来しています。聖フランシスコは、共同体の父(Pater Comunitatis)と呼ばれており、頭文字をとってPa.Coと略され、それがあだ名のパコとなりました。

 一方、フランシスコのもうひとつのあだ名パンチョは、フランシスコの音が変化してできたあだ名です。

 それ以外にも、あだ名をつける方法として、語尾をカットしたり語尾に縮小辞をつけたりすることがあります。たとえば、ベロ(ベロニカの語尾をカット)やアニータ(アナの語尾に縮小辞を追加)などが、それにあたります。

(アカデミアメヒカーナ デラレングア)

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