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メキシコは「乾燥した土地の国」

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ファビオラ・ペレス・カネド
El Siglo de Torreon 2013/06/16

 メキシコ地理統計局の資料によると、メキシコでは、約1億150万ヘクタールが乾燥地である。これは、国土の50%強にあたる。乾燥地の面積のうち、15.7%が乾燥地域、58%が半乾燥地域、残りの26.3%が乾燥半湿潤地域となっている。

 本紙発行地域のコマルカ・ラグネラ地区は、半乾燥地域である。国連の砂漠化対処条約は、地球上の乾燥地域の71%から75%、すなわち36億ヘクタール(極乾燥地域を除く)が砂漠化していると見積っている。メキシコの場合は、約4356万ヘクタール、つまり乾燥地域の43%において、土壌の劣化が見られる。これは、国土の22.17%に相当する面積である。

 国連は、砂漠化および干ばつと闘う世界デーにあたり、すべての国々に対し、水不足や砂漠化、干ばつに対して備え、立ち向かうための対策を、積極的に取るよう呼びかけた。

 主に、気候変動や、人間による持続不可能な活動が原因で、砂漠化が進んでいる。持続不可能な土地の利用法として最も一般的なものは、過剰栽培、過剰放牧、森林伐採、不適切な灌漑である。

 気温が上昇して何カ月も高温が続いたり、降雨量が少なく不規則になると、植物の生育は困難になる。

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