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1日1タコが幸せのヒケツ

メキシコ市中心部のおいしいタコス屋さんを紹介します。だってタコスが好きだから。
(タコスは複数形なので、1個ならタコと言ってください! by訳者)

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(foto: Diana Feito)

ディアナ・フェイト
Chilango 2017/04/21

 メキシコ市中心部の歴史地区は、いつ行っても楽しめる場所です。博物館、カフェ、レストラン、居酒屋などをめぐれば、あっという間に一日が過ぎてしまいます。もちろん、タコス屋さんもたくさんあって、パストール、スアデロ、カナスタ、チョリソー、モツなど、あらゆる種類のタコスを食べることができます。絶対に満足できるはずです。

ロス・エスペシアレス

 ソカロを背にしてマデロ通りに入ってすぐ、左手に長い行列ができていたら、それはきっと、ロス・エスペシアレスのタコスを待っている人たちです。ここのタコスは、タコス・デ・カナスタ(蒸しタコス)だけですが、安くておいしく、コスパ抜群です。入口は小さいですが奥行きがあるので、座れることもあります。座れなくても、少なくとも道端で立ち食いではなくて、店内で立ち食いできます。値段は1個6ペソ(約36円)、5個も食べればお腹いっぱいになります。

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(foto: Yelp)

エル・ウエキート

 エル・ウエキートは、メキシコ市内に店舗がたくさんありますが、アジュンタミエント通りのプラサ・サン・フアン駅(メトロブスのリネア4南ルート)近くにある店が、一番おいしいと言われています。小さなウエコ(穴)のような店にちなんで、ウエキートと名付けられました。本当に、肉の縦型ロースターと店員一人しか入らない、1メートル四方の小さなスペースです。この店のタコスには、シラントロ(パクチー)は使われていません。椅子はないので立ったまま食べます。断っておきますが、値段は、タコスが小さい割には高いです。けれども、メキシコ市で食べるタコス・アル・パストールの中では、3本の指に入るおいしさです。

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(foto: Queremos comer)

リコス・タコス・トルーカ

 ただのタコスじゃないんです。おいしいタコスなんです。だから、店名でもリコス(おいしい)と言っているんです。ここのタコスは、メキシコ州の州都トルーカから直送されたセシーナやチョリソー、そしてもちろん、トルーカ特産のソーセージ「オビスポ」を使用した、メキシコ市民に人気のタコスです。トルティージャは2枚重ねで、タコスの上に、ポテト、タマネギ、ノパル(ウチワサボテン)の炒め物が乗ってきます。どのサルサをかけるか迷ったら、大きなモルカヘーテ(石臼)に入っているサルサを試してみてください。

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(foto: Street Gourmet LA)

ロス・コクージョス

 「コクージョス(ホタルコメツキ)の光の下で、美しい君を見たい」と、ホセ・アルフレド・ヒメネスが歌ったコクージョスが、店名になっています。この店がある通りでは、夜遅くなると、この店だけが明るい光を放っていたことから、そう呼ばれるようになりました。とても小さい店ですが、ここのスアデロやモツのタコスは最高です。ビールを飲みながらタコスを食べたい人は、同じ通りにあるトラケパーケという居酒屋に行けば、ロス・コクージョスのタコスを席まで持ってきてくれます。

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(foto: Yelp)

エル・タキート

 小さな商店がひしめきあうカルメン通りを歩くと、エル・タキートの小さな入口が見えてきます。入口の奥の階段を登ると、2階が広いレストランになっていて、闘牛のモチーフのタペストリーが掛かっています。エル・タキートは、闘牛をテーマにした老舗レストランで、1923年の創業以来、おいしいタコスを求めるメキシコ人と外国人のお腹を満たしてきました。タコス屋さんではなくレストランですが、「小腹が減ったからタコスを食べる」を口実にして、ぜひ訪れてみてください。

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(foto: De sol y sombra)

ロス・アランダス

 メキシコ市のカテドラルとソカロを背にして、シンコ・デ・マジョ通りを進むと、通りの右手にロス・アランダスがあります。ロス・アランダスは、パストールとスアデロのタコスがメインのタコス屋さんで、トルティージャは自家製、とてもおいしいサルサがあります。パストールがあるということは、もちろんグリンガス(パストールの肉とチーズを包んだケサディージャ)もあります。そのほかには、チキンやビーフのタコス、アランブレ(肉野菜炒め)のタコスもあります。

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(foto: Mas por mas)

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