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カンデラリアの日に食べるタマル・デ・ドゥルセ

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 メキシコでは、1月6日の東方の三博士の日に、皆でロスカのパンを切り分けます。パンを切ったときに幼子イエスの人形が出てきた人は、2月2日のカンデラリアの日に、皆にタマルをふるまいます。

 タマルの種類は、青ドウガラシのソースのもの、赤トウガラシのソースのものなどいろいろありますが、ここでは、特に女性に人気の甘いタマルのレシピをご紹介します。

材料(8人分)

トウモロコシ粉(*1) 500g
ベーキングパウダー 大さじ1
塩 大さじ1弱
ショートニングまたはラード 250g
練乳 375g
砂糖 50g
牛乳 100㏄
赤の食用色素 2滴
タマルを包む葉(*2)
レーズン 適量

(*1)トウモロコシ粉は、ニクスタマルされたトウモロコシ粉を使います。原材料にトウモロコシと石灰が含まれているもの、またはHarina de maiz nixtamalizadoと書かれている商品を使用します。

(*2)タマルを包む葉は、トウモロコシの皮またはクッキングシートで代用できます。

作り方

 ショートニング(またはラード)をクリーム状になるまで練ります。ラードの方が昔ながらの味になります。

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 別の容器に粉状の食材(トウモロコシ粉、ベーキングパウダー、塩、砂糖)を入れてよく混ぜ合わせておきます。

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 タマルを包む葉を、15分以上ぬるま湯でふやかしておきます。クッキングシートで代用する場合は不要です。

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 クリーム状に練ったショートニング(またはラード)に、先ほど混ぜ合わせた粉状の食材を少しずつ加えて、よく混ぜ合わせていきます。

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 牛乳と練乳を加え、良く混ぜます。生地をピンク色にしたい場合は、ここで食用色素も加えます。また、バニラやラム酒などの風味を加えたい場合も、ここで加えます。

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 生地ができ、包む葉がしっとり柔らかくなったら、タマルを包んでいきます。葉(またはクッキングシート)の上に1人分の生地をのせ、レーズンを加えたら包みます。レーズンの代わりにシロップ漬けのパイナップルやフルーツジャムを加えてもおいしいです。

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 蒸し器にすべてのタマルを並べます。蒸している間に葉が開いてしまわないように垂直に並べ、上からさらに葉をかぶせて固定します。弱火で1時間ほど蒸します。

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 蒸し上がったらタマルを取り出し、すぐに皿に盛りつけます。コーヒーや牛乳と一緒に食べるのがおすすめです。

 このレシピは昔ながらのレーズンのタマルですが、お好きなフルーツで作ることもできます。例えば、ココナッツのスライス、アプリコット、パイナップル、桃、ラズベリー、いちご、バナナ、ジャム、刻んだナッツなどです。

 それから、練乳を砂糖とココナッツミルクに変えてみたり、トウモロコシ粉の一部をココアにしてみたり、アレンジは無限大です。いろいろなタマルを楽しんでみてください。

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(レセタスグラティスより)

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